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シー・エス・イー、PARTS戦略で新市場開拓、パートナーイベントで発表
2011/02/21 10:22
イベントでは、ICT本部の玉井成知本部長が「2010年実績と2011年販売戦略」と題して、PARTS戦略の概要を話した。
2011年の重要な販売戦略として掲げるPARTS戦略では、パートナーが注力する販売製品やサービスに「SECUREMATRIX」を連携することで、販売しやすい体制を構築する。また、低価格アプライアンスの提供やパートナーへの販売・技術支援を強化。他メーカーとのアライアンスを推進することで、新たな利用シーンの提案とシェアの拡大を狙う。
PARTS戦略は、製品・サービス連携に必要な「API」の強化とクラウドや仮想化に対応した「サービス」の提供。北米市場での実績を日本市場に逆輸入するという三つの要素を核としている。玉井本部長は、「パートナーと当社、双方が利益を得るウィン・ウィンの関係を築きたい」と力を込めた。
ICT本部事業企画部の河野数男部長代理は、「安心の進化型! も~っと使いたくなるSECUREMATRIXに向けて“ついに動きだしたSFDC連携Version”デモンストレーション(PARTS戦略に向けた取り組み)」と題して、デモンストレーションと11年の製品ロードマップの説明を行った。
2011年はクラウド対応や無停止復旧ができるクラスタ、BtoBtoB/Cに対応可能なグループポリシー設定機能を実装することで、開発コンセプト「安心の進化型!」を目指す。4月にリリース予定の「SECUREMATRIX Version3.4.0K」で、Salesforce.comとの連携機能を提供する。また。11月に出荷予定の「SECUREMATRIX Version3.5.0」で、無停止復旧ができるクラスタやグループ別ポリシー対応を追加する。
携帯端末への対応も積極的に進める。河野部長代理は「Androidを含め、3キャリアのなかで何が一番企業で採用されるかを見極めながら対応していきたい」と述べた。
さらにイベントでは、CSEの米国法人CSE セキュア・システムズの西村格社長が、「米国支社 CSE Secure Systems,Inc.最新情報(米国顧客・パートナー)」と題して講演。CSEが取り扱うウェブ会議システム「Cast@cademy」を利用して、米国から現地の事例とパートナーを紹介した。
米国の事例では、カリフォルニア工科大学の学内システム「Blackboard」「Peoplesoft」との連携と、販売パートナーであるJwayのiPhoneアプリケーションにマトリクス認証組み込みを紹介した。西村社長は「カリフォルニアのベイエリアを起点として、全米に『SECUREMATRIX』を売り込みたい」と意気込みをみせた。(鍋島蓉子)
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