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キヤノンMJ、中期経営計画で新規分野に約650億円投資へ
2011/01/31 10:21
新規分の内訳は、新規事業とM&A(企業の合併と買収)に約400億円、データセンター(DC)建設関連で約150億円、クラウドIT基盤に約100億円。これによって、2013年12月期には連結売上高7850億円、営業利益は285億円への拡大を目指す。
昨年度(2010年12月期)の連結売上高は、前年比2%減の6742億円、営業利益は23%増の77億円だった。向こう3年で、売り上げを約1100億円、営業利益で200億円上乗せする計画だ。セグメント向けでは、ITソリューションとコンシューマーイメージングの伸び幅を多く見積もっており、ITソリューションでは「キヤノングループと協調」(川崎社長)したうえで、グローバル展開も視野に入れることで売り上げ増を目指す。
2015年12月期までの長期経営構想では、連結売上高8500億円、営業利益425億円をイメージしている。しかしこの数字は、キヤノンMJにとって売上高ベースで2006年の水準への回復に過ぎない。飽和する国内IT市場でどう売り上げを伸ばし、ITソリューション分野での海外展開を拡大させるかが、今後の成長のカギを握る。(安藤章司)
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