ニュース
中国セキュリティベンダーのNSFOCUS、日本市場に本格進出
2011/01/20 10:21
NSFOCUSはネットワークセキュリティに特化したベンダーで、パソコン・サーバーメーカーのレノボなどが一部出資している。中国での不正侵入防御システムの直近のシェアは約20%を超え、国内でトップシェアのポジションを獲得。昨年度(2010年12月期)の売上高は前年度から50%近く伸び、約4億元(日本円約52億円)と伸ばしてきた。中国本社の呉云坤副社長は「セキュリティは、国や業種に縛られることのないIT商材」と、セキュリティ商材の特性を最大限に生かし、グローバルへの進出を加速させる。
主力製品は、ネットワーク上で特定サイトに飽和攻撃を行うDDoS攻撃や不正侵入、データ漏洩を食い止める製品群。アプライアンス方式などで製品化した。NSFOCUSは、脆弱性の診断、具体的な防御システムの導入、運用に至るネットワークセキュリティをワンストップで提供できるのが強み。販売などを担うビジネスパートナーは、京セラコミュニケーションシステム(KCCS)や日本ユニシス、ネットワールド、ソフィア総合研究所、インフィニテックなど。(安藤 章司)
- 1
関連記事
アンラボ、昨年の7.7 サイバーテロで感染したゾンビPCからのDDoS攻撃に注意
Gデータ、中国事業を本格化、高品質セキュリティを武器に始動へ
オージス総研の中国現地法人、中国内でセキュリティの外販強化へ
MIJSとBCN共催のMIJS上海イベント、セキュリティ3社が製品紹介