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日立中国ソリューションズ SaaS型「モバイル給与」の拡販に本腰
2010/11/25 10:17
週刊BCN 2010年11月22日vol.1359掲載
荒尾辰之社長 |
「Hi-PerBT モバイル給与」は、給与・賞与明細配布サービスを従業員がもつ携帯電話やPCに配信できるSaaS型の給与明細配信システム。2008年に販売開始して以来、すでに50社以上への提供実績がある。日立システム九州との共同事業として、キューデンインフォコムのデータセンター(DC)「Q'sIDC」とパートナーのDC経由で提供している。競合には、セゾン情報システムやセコム、インターコム、HOYAなどがある。
自社開発パッケージ「Hi-PerBT 人事給与」は、地場SIerや日立ソリューションズなど日立製作所グループのパートナー100社を通じて販売しており、現在、1500社以上のユーザーを抱えている。このパッケージのSaaS提供は「2~3年で方向性を打ち出す」(荒尾社長)考えだ。
2010年度(3月期)の売上高見込みは、リーマン・ショック以前には戻らず、「前年度比10%増だが、利益率は厳しいだろう。円高の進行で、海外事業比率の高いユーザーのIT投資意欲に影響が出る可能性がある」(荒尾社長)とみている。
同社は、2003年に日立製作所グループから中国地域の営業・システムエンジニアを移管して、現社名に変更した。自社開発の総務系ソリューションは、間接販売が主体となっている。(信澤健太)
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