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アチーボ中国、太倉市に国際アウトソーシングパークとDCを開設
2010/10/28 10:17
開所式には、SWLグループや設立を支援した太倉市の関係者が集まり、豪雨のなかで開催。太倉市の王剣鋒副市長は「国際アウトソーシングパークとDCの設立を機に、太倉市に拠点を構えるIT企業を積極的に増やしていきたい」と語った。
約1年と速いスピードで完成した国際アウトソーシングパークとDCは、敷地面積が約10万m2。DCは500ラック規模で、中国で初めて水冷方式の冷却システムを採用したことで、「年間約25%のエネルギー節約を実現した」(アチーボ情報サービスの李晨社長)という。
アウトソーシングパークは、太倉市の補助金制度を活用して、所得税の免除や新卒社員のトレーニング費用をカバーするなどの特典を用意して、テナント企業を募集している。
アウトソーシングパークとDCの設立は、アチーボが中国事業の拡大に本腰を入れる基盤となる。これまで日本企業向けのオフショア開発を柱としてきたが、今後、中国の地場企業を狙ったBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)事業の大幅な伸長を狙う。(ゼンフ ミシャ)
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