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第29回「BCN中島杯」開催 勝敗を決したのは 絶妙な「チップイン」
2010/10/21 22:10
週刊BCN 2010年10月18日vol.1354掲載
1打差で上位が拮抗
新参加6人、活躍目立つ
記録的な暑さに見舞われた夏の名残で、10月3日、大会当日の朝は例年に比べて暖かく、晴れ渡った空からまばゆい日差しが降り注いでいた。「BCN中島杯」の幕が切って落とされたのは、午前7時30分。メンバーのうち、6人は大会初参加だった。 大会の開始前までは、体力に勝る「若手の台頭」を予測していたが、終わってみれば、優勝したのは連続参加でコースを知り尽くしているベテランだった。JBCCホールディングスの山田隆司社長(ハンデ14)が、OUTコースからスタートし、OUT/44、IN/42、グロス/86(ネット72)で回り、栄冠を勝ち取った。
2位は、優勝から1打差で、メンバー2人が同スコアで分け合った。日本オラクルの志賀徹也副社長執行役員とハイパーマーケティングの谷正行社長である。ちなみに、この2人のハンデは志賀氏14、谷氏15。上位3人の争いが、いかに混戦だったかが分かる。
このわずか1打差を分けたのは、山田氏のスーパーショットだった。「18番ホールで、チップインでパーをもぎとった」。山田氏は、このショットが決め手になったと振り返る。この大会の冠となっている故中島氏は、日本ビジネスコンピューター(JBCC)の社長も務めていた。「中島さんとは上司と部下の仲。中島杯を獲得するのは念願で、感慨深い」と、山田氏は思い出話に花を咲かせていた。
ラウンド後の懇親会と表彰式では、競い合った同士がお互いを称え合う。新メンバーが多かったこともあり、名刺交換を行い、双方のビジネスを語り合う姿が目立った。「BCN中島杯」は、来年4月開催予定の次回でメモリアルとなる30回を迎える。
JBCCホールディングスの山田隆司社長
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