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BSLシステム研究所 会計ソフト市場へ新規参入 記帳は自社で決算は税理士へ
2010/10/14 10:17
週刊BCN 2010年10月11日vol.1353掲載
小野秀幸社長 |
「会計らくだ 5」で出力した仕訳データは、一般的な会計ソフトや一部のオフコンで利用できるため、依頼先の税理士や会計士事務所に導入しているシステムと融合させやすい。小野社長は、「中小企業の9割以上は、税理士・会計士に決算・税務申告を依頼している。その関係性を深めて業務効率も上げることを目指し、税理士の意見を反映して開発した会計ソフトだ」と説明する。
会計ソフトの量販店市場は、弥生とソリマチで大半を占めている。「当社の業務ソフトは、簡単で、ユーザーを頓挫させないソフトとしてシェアを伸ばしてきた。出納帳の延長で使いこなせる会計ソフトとして、店頭販売だけでなく、税理士や会計士からも薦めてもらえるようにする」(小野社長)と、競合他社とは一線を画す戦略で、会計ソフト市場で存在感を示す考えだ。
年間5000本の目標値は、店頭市場の10%前後のシェア獲得につながる。多機能すぎて使いこなせず会計ソフトの利用をあきらめる中小企業が多いなか、BSLの会計ソフトは注目度が高まってきそうだ。(谷畑良胤)
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