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フェアウェイソリューションズ 投資対効果測定のツールを強化 効果追跡サービスも併せて提供

2010/09/30 10:17

週刊BCN 2010年09月27日vol.1351掲載

 SCMソリューションを手がけるフェアウェイソリューションズ(殷烽彦社長)は、商社/卸売業向けの在庫適正化、発注業務生産性向上を目的とした製品「φ-Conductor RP(ファイ・コンダクターRP)」の標準ツールとして、効果測定ソリューション「Effect Chaser Ver.4.0(エフェクトチェイサーVer4.0」をリリースした。同社は、これらの製品を直販で拡販していく。製品の販売に加え、導入後の効果追跡サービスをサポート費用に含むかたちで展開する。

プロダクトマーケティング部
柴田宇マネージャー
 「Effect Chaser Ver.4.0」は「生産性向上効果」「在庫圧縮効果」「死蔵化防止効果」「機会損失効果」を測定し、φ-Conductorを活用した場合の投資対効果を測定するツール。今回のVer 4.0で初めて在庫適正化製品「φ-Conductor RP」に対応した。「Effect Chaserは、構想としてもっていたものを具現化したツール。これまでは測定の方法が確立していなかったために、費用対効果をどう評価するかが定まっていなかった。それを使い勝手のよいツールとして提供し、コンサルティングもパッケージ化した独自ソリューションとして提供することにした」(プロダクトマーケティング部の柴田宇マネージャー)と経緯を語る。

 商社や卸売業などでは、余剰在庫、欠品、売れ残った在庫の死蔵化、売り逃しによる機会損失などを防ぎ、在庫を適正化することが求められる。Effect ChaserVer.4.0は、「φ-Conductor RP」を導入した場合の「生産性向上効果」「在庫圧縮効果」「死蔵化防止効果」「機会損失効果」を、導入前の数値と比較して算出し、可視化するツールである。 導入後のコンサルティングを保守・サポート費用に含めることで、定期的な効果追跡サービスを提供。これによって「万一効果が現れていない場合、例えば全体の数値もそうだが、エリア別、拠点別、商品カテゴリ別など、ドリルダウンして追跡することでボトルネックの解消や、運用の改善などを提案していく」(柴田マネージャー)としている。(鍋島蓉子)

在庫圧縮効果測定画面の例
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