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富士通BSC 組み込みソフト事業が好転 中国開発会社の人員増強へ
2010/09/30 10:17
週刊BCN 2010年09月27日vol.1351掲載
兼子孝夫社長 |
携帯電話や家電、自動車向けなど幅広い分野の組み込みソフトを開発しているが、今年度第1四半期でとくに好調だったのが、携帯電話と家電向けだ。携帯電話向けは、前年同期は5億円を下回ったが、今年度第一四半期では5億円ラインを突破。家電向けでは、前年同期は未達だった2億5000万円を超えた。兼子社長は、「売上高の減少に底打ち感を感じており、回復基調にある」と断言している。
今年度上期をみても、前年同期比9.6%増の22億円とプラス成長を見込んでおり、市場環境は好転したと判断している。組み込みソフト開発を事業の中心に据える中国子会社の人員は今年度、昨年度比で30人増やして215人体制に据える。積極投資に踏み切り、体制を増強する考えだ。(木村剛士)
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