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ストレージ・ビジョン SMBにバックアップ広める 販社の確保で事業拡大へ
2010/09/16 22:08
週刊BCN 2010年09月13日vol.1349掲載
黒瀬克也 海外営業本部長 |
「トレジャーストーン」は、ユーザー企業が簡単に導入できることを売りにしたアプライアンスで、ネットワーク上にある一つのコンソールで、バックアップの実行、復元、ジョブ管理ができる。価格は、2TBのHDD4台で98万円に設定。同社では、データのバックアップにコストをかけられないSMBをはじめ、大企業の1部門や中小拠点などに向けて拡販を図っていく。ユーザーの社員数は、「1案件あたり20人前後を中心に、多くても30人程度を想定している」という。販路としては、トラストシステムと販売契約を結んでいるほか、このほど2次店として大塚商会のBP事業部を確保した。
売り方については、「アプライアンスの特性から、まずはこの製品を単体で販売していくのが望ましい」と考えている。ただ、製造業向けにCADとセットで提供するなど「業務で活用するアプリケーションと組み合わせるといった販売パートナーが得意な提案も進めてほしい」との方針を示す。
ストレージ・ビジョンがバックアップ製品を販売できるようになったのは、データ・プロテクション技術をベースとしてバックアップ製品の開発を手がける米FarStone Technology社と販売契約を交わしたため。まずは、「トレジャーストーン」で300社への導入を促し、「軌道に乗った段階で、次のステップとして日本メーカーのハードと米FarStone Technologyの技術を組み合わせたアプライアンスの提供も視野に入れる」としており、国産メーカーとの交渉を進める方針だ。(佐相彰彦)
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