ニュース
KDDI、12月1日付けで田中孝司専務が新社長に昇格
2010/09/10 10:17
小野寺社長は、「社長就任10年目という節目に交代を決めた」と述べ、12月というタイミングについて、「来年度(2011年度)の経営方針を新社長の下で決定し、実施するため」とした。
田中氏を新社長に選定した理由について、小野寺氏は「ソリューション事業を立ち上げて築いてきた経験や、UQコミュニケーションズの立ち上げで発揮した株主を取りまとめる力がある」として、続けて「彼の経験が、今後のKDDIの発展に必要不可欠だと思った。彼なら、私ができなかったことをやってくれると判断した」と述べた。
田中氏は、「2000年から2010年までの10年間は、通信事業者間の加入者純増数獲得争いが中心だったが、ここ数年の新規参入で、競争のかたちが大きく変化した。アライアンスの推進など、変化に対応する仕組みなどの戦略を練り、グループ16社のベクトルを合わせて新たなKDDIをつくっていきたい」と、抱負を述べた。
新社長に就任する田中氏は、1957年大阪府生まれ。79年に京都大学工学部を卒業し、81年の旧・国際電信電話会社入社後は、エンジニアとしての経験を積んだ。合併後の00年10月以降は、主にソリューション事業を担当。UQコミュニケーションズ設立には立ち上げ時から関わり、社長を兼務した。10年6月以降は同社取締役会長職にある。
- 1
関連記事
KDDIなど6社、IPv6インターネット事業で新会社、共同で事業推進
J:COM、「auまとめトーク」導入やVODシステム統合など、KDDIとの連携加速
KDDI、ホスティングサービスで低価格プランを追加、月額1470円から可能に
KDDIウェブコミュニケーションズ パートナー戦略室を創設 “コミュニケーションツール”投入
KDDI、DSLを利用した低価格の国際IP-VPNサービスを開始