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セキュアヴェイル 仮想サーバーの監視を無償で 100社限定でツール提供
2010/08/19 10:16
週刊BCN 2010年08月09日vol.1345掲載
「Virtual Aid」は、仮想化したサーバーのCPUとメモリ、HDDの利用状況を各ゲストOSごとに専用のウェブ画面から把握するソフト。管理したい仮想サーバーが稼働する物理サーバーに、専用ソフトを組み込む形で利用するため、新たにハードウェアを用意する必要がなく、導入が容易という。対象の仮想化ツールは、ヴイエムウェアの「VMware ESX/ESXi v3.5」および「同 v4.0」。
8月4日から100社に限定して提供を開始した。同社の専用サイトにダウンロードページを設けており、誰でも入手できるようにした。1社1ダウンロードに制限しており、100社に到達した段階で締め切る。米今社長は、「ITベンダーがユーザー企業に仮想システムの運用監視サービスを提供する際にも効果的なツール」と話しており、ユーザー企業だけでなく、SIerやITサービス事業者からの引き合いも見込んでいる。
ダウンロードユーザーの評価や要望を分析した後、9月1日に有償版を「Virtual Aid NetStare for SaaS」として発売する。無償版にはない、障害発生時の警告通知機能や、ネットワーク機器および他サーバーも監視可能な機能を加えて、月額1万円からで販売する計画だ。
セキュアヴェイルは、2001年8月設立の情報セキュリティ製品・サービス関連のベンチャーで、06年に大阪証券取引所ヘラクレス市場に上場した。自社開発ツールを活用した遠隔地からの情報システム運用・監視サービスと、ログ解析システム・サービスに強い。昨年度(2010年3月期)の売上高は11億6600万円。(木村剛士)
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