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パラレルス 「SMBクラウドで優位に」IT企業経営のベテラン、富田社長に聞く
2010/07/29 10:13
週刊BCN 2010年07月26日vol.1343掲載
──パラレルスに魅かれた理由は?
富田直美代表取締役 |
──仮想化や自動化、標準化などクラウドインフラを構築するために必要な技術・機能を提供するITベンダーは増えた。パラレルスは何が違うのか。
富田 SMBに焦点を当てている点だ。当社の法人向けビジネスでは、パートナーを通じてエンドユーザーに当社のソリューションを届けるケースが大半だが、ユーザー企業・団体の中心はSMBだ。例えば、当社のソリューションを活用してIT基盤を構築し、クラウドサービスを提供するITベンダーの顧客は、従業員数10~100人がメインになっている。GMOホスティング&セキュリティはその代表的なパートナー企業だろう。
──パラレルスの製品・サービスを活用したクラウドサービスを手がけるパートナー「サービスプロバイダ」は約40社存在すると聞く。受け入れられる理由は何か。
富田 クラウドインフラを構築・運用するために必要な機能をトータル提案でき、それをリーズナブルな価格で提供できる点だ。クラウドを構築し、そしてユーザー企業にサービスを提供するためには、多くの技術や機能を盛り込まなければならない。高度な知識が必要な場合も多い。その点を考慮して、「誰でも」とはいわないが、高度な知識をもたなくてもクラウドを容易に低価格で構築できる点が受け入れられている。
──今後の販売戦略は?
富田 パートナーとの関係強化が必要。支援策として、当社のソリューションに精通してもらうだけでなく、ITベンダーがクラウドを容易に構築・運用できるようなガイドライン、標準仕様のようなものをつくりたいと思っている。海外ではすでに活動を開始している。
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