ニュース

米マイクロソフトと富士通がクラウドで提携、富士通ブランドで「Azure」を

2010/07/13 10:13

 米マイクロソフト(スティーブ・バルマーCEO)と富士通(山本正已社長)は、7月12日、クラウドビジネスの世界市場で協業することで合意したと発表した。

 両社は、「Windows Azure platform appliance」を活用した富士通独自のクラウドサービスを、富士通が世界各国に設置するデータセンタから提供する。従来、マイクロソフトが自社のデータセンターから提供している「Windows Azure platform」を活用したクラウドサービスと同等レベルのサービスを、富士通が自社ブランドで提供することになる。

 「Windows Azure platform appliance」は、大規模サービスプロバイダや大企業のユーザーが、マイクロソフトのパブリッククラウドサービス「Windows Azure platform」の環境を、自社のデータセンターで容易に運用できるようにしたもの。富士通のサーバーやストレージなどのハードを活用して両社が共同開発した。

 富士通は、今回の戦略的協業にあわせ、グループ会社を含めグローバルで約5000人のSEに対してマイクロソフトの「Windows Azure platform」技術者育成プログラムを実施し、体制を強化する。
  • 1

関連記事

富士通、クラウド関連投資額を今年度1000億円に、山本社長が発表

富士通、JAISTにプライベートクラウド構築、「PRIMERGY BX920」で一元管理

富士通、農業向けクラウドサービスの提供を開始、農業関連経営を支援

富士通、プライベートクラウド構築支援、製品群とサービス提供

富士通、山本執行役員常務の社長昇格で緊急会見、選定の経緯などを説明

外部リンク

富士通=http://jp.fujitsu.com/