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NTTデータイントラマート 中国で販社100社体制へ ERP関連製品の拡販急ぐ
2010/07/08 10:13
週刊BCN 2010年07月05日vol.1340掲載
NTTデータ イントラマート上海 董磊総経理 |
まずは、ワークフローやERPフロント、販売管理などの販売パートナー数を大幅に増やす。中国現地法人NTTデータイントラマート上海の董磊総経理は、「中国は市場も国土も大きいので、まとまったシェアを取るには500社ほどの販売特約店網が必要だ」と、販社開拓に強い意欲を示す。
NTTデータイントラマート上海は、用友など中国地場大手ERPベンダー製品に対応したERPフロントシステムや、中国で人気の携帯電話のショートメッセージ機能への対応、中国市場に最適化した企業内ポータルなど、自社製品を地場市場へ適応させる先行投資を積極的に行ってきた。今後は、販売管理システムも本格的に投入する。
中国の「intra-mart」関連ビジネスは、販売パートナーの手による関連SIやサービス、製品などを含めて「向こう3年で150億円規模に拡大させる」(董総経理)方針。日本での「intra-mart」関連ビジネスは、パートナーによる付加価値も含めて300億円程度の市場規模があるとみており、貨幣価値の差を考慮すれば、日本と同等かそれ以上の“intra-mart関連市場”を創出できる。3年後には、販社パートナー数を100社規模へ拡大させる。
intra-martや同社製の販売管理システムは、NTTデータグループ独自の戦略ERP製品「Biz∫(ビズインテグラル)」のミドルウェア基盤として採用されている。ミドル基盤であるintra-martや、ERPの主要機能の一つである販売管理がシェアを伸ばせば、NTTデータグループ全体の戦略ERPである「Biz∫」ビジネスの中国展開にもプラスになることが期待される。(安藤章司)
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