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ソフトエイジェンシー セキュアサーバーアプライアンスのVA版提供 PCI DSS対応、クラウドでのデータ保護も実現
2010/07/08 10:13
週刊BCN 2010年07月05日vol.1340掲載
立岡佐到士代表取締役 |
これまで、企業がPCI DSSに準拠するために重要データの暗号化処理システムを自社構築する場合、別々の製品として購入して実装しなければならないので、コスト負担が大きかった。「Security-GENERAL」シリーズのVA版では、必要最低限の機能だけを搭載したセキュアなOS上でアプリケーション(ファイルサーバー、データベースサーバー、FTPサーバーなど)を動作させるとともに、アプリケーションに保存するデータの暗号化と暗号化に必要な鍵の管理、ログ管理、バックアップやコンプライアンスレポートの提供などの機能を一つの製品で提供する。
透過型暗号化によって、アプリケーション改修が必要なくなるほか、暗号化されたデータはアプリケーションベースでアクセス制御が行われるので、特権ユーザーのデータ閲覧・変更が不可能になる。また、役割別アクセス権限を適用し、データの不正利用を防止する。ログは署名付きで保存され、改ざんができないほか、USBトークンを利用することで暗号鍵生成の権限分掌も可能となっている。
VA版はMySQLに対応。VMwareのイメージで提供し、Amazon EC2でも利用できる。クラウドが盛り上がりをみせるなかで、セキュリティ上の問題として仮想環境データ保護が挙がっている。同社では、「クラウドでは、データがいろいろな場所に移動してしまう。『Security-GENERAL』を利用すれば、暗号化によってクラウド上のデータも安全に保護することができる」(立岡代表取締役)とアピールする。
ソフトエイジェンシーでは、クレジットカード情報の保護が求められる中堅の決済代行事業者や加盟店のほか、個人情報を守る必要があるコンシューマ向けのインターネットサービス事業者、プライバシーマーク取得企業に向けて拡販していく。(鍋島蓉子)
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