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富士ゼロックス東京 CS5発売でデザイン会社の需要喚起 独自の運用サービスも拡充
2010/07/01 22:05
週刊BCN 2010年06月28日vol.1339掲載
6月2~3日の両日には、東京・六本木で同社で2回目となる「DTP Festa」を開催した。同様のイベントは今秋も開催し、コスト削減や業務効率化、電子書籍の波を受けるデザイン業界への支援を強める。
「DTP Festa」の会場には、アドビやモリサワなどソフトウェア会社やハードウェアメーカー、流通卸、販社などが22社が出展。2日間でデザイン会社や販社など約1000が来場した。「デザイン業界の投資は、世界不況の波をかぶって大きく沈んでいたが、ここへきて復活の兆しが出てきた」(佐藤康彦・取締役ドキュメントソリューション営業本部長)と、同社売上高の15%を占めるDTP向けシステムの需要喚起に向けた取り組みを積極化している。
「DTP Festa」では、専門家の説明によってCS5の最新版とDTP定番の「Illustrator」「Photoshop」「InDesign」の最新機能や3次元CGによる印刷メディアの新制作方法などが示されたほか、展示で富士ゼロックスが新たに提供開始した「カラーマッチング運用・設計サービス」などが実演されていた。
佐藤取締役は「デザイン・印刷業界はコスト削減と、小ロットに対応した業務効率化が求められている。また、電子書籍やウェブとの連携なども考慮した、より高度な技術が必要になっている」と、紙・ウェブの「クロスメディア戦略」を推進する企業の需要が増すとみている。国内のデザイン・印刷会社が集中する東京23区内で、高いシェアの獲得を目指す。(谷畑良胤)
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