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NEC デジタルサイネージ事業に自信 ディスプレイ装置2.5倍増と急伸
2010/06/24 10:13
週刊BCN 2010年06月21日vol.1338掲載
デジタルサイネージが好調で表情も明るい岡田靖彦事業部長 |
今年は、昨年開催時と同様に、デジタルサイネージ用のディスプレイ装置の展示に力を注ぐ動きがみられた。大型モニタだけでなく、横長のディスプレイ装置やAR(拡張現実)と融合させた機器など多様な機器を展示し、参加者の関心を引いていた。また、外気や直射日光でモニタが黒ずむ問題を解決するためのオプション機器も参考出展し、「トータル提案できるNEC」(岡田事業部長)であることをPRした。
岡田事業部長は、「デジタルサイネージ用の大型ディスプレイ装置は昨年度下期、前年同期に比べて2.5倍で伸びは好調。とくに小売店舗でのニーズがようやく強まってきたという感触を得ている。今年度上期も最低2倍には伸ばしたい」と、自信を示している。
また、今年のイベントで存在感を示したのが3D映像対応のプロジェクターだ。6月1日に発売した新モデルを展示。10万円前後で購入できるNECが初めて発売した3D対応モデルで、岡田事業部長は、「まずはアミューズメント施設などエンタテインメント系のビジネスを展開している企業が対象になると思うが、教育機関が学習用に活用するケースも増えてくるだろう」と説明。今後の需要増大に期待を示しており、今年度には数機種増やすことを検討している。(木村剛士)
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