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ウイングアーク上海、現地ベンダーと連携してモジュール開発へ
2010/06/24 10:13
日本の本社でも「Dr.Sum EA」を導入する企業が、中国でも使うというケースがほとんど。現地法人の営業を取り仕切る河北守氏は「まずは日系企業で実績をつくり、早期に中国ローカル企業への販売の道筋をつくりたい」と、現地企業の97%を占める中国ローカル企業への製品波及に意欲を示す。
中国ローカル企業への製品販売を進めるため、河北氏が検討しているのが、中国・成都市のITベンダーとの連携だ。河北氏は「オフショア拠点として成都市と連携するのではなく、当社製品の中国仕様部分の『ものづくり』を担ってもらうことを模索する」と語る。例えば、「Dr.Sum EA」だけでなく、同社主力製品の帳票製品「SVF」で中国商習慣に基づく機能を中国ローカルのITベンダーに任せる。
河北氏は「中国企業のニーズを日本ベンダーがキャッチアップするのは難しい」として、現地ITベンダーとの協力体制を築いて機能を追加した製品を、現在中国で同社製品を代理販売している日系ITベンダー経由で中国ローカル企業に販売する構想を練っている。(谷畑良胤)
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