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ラリタン・ジャパン 販社向けカンファレンスを開催 デジタルKVMの可能性をアピール
2010/06/03 10:13
週刊BCN 2010年05月31日vol.1335掲載
荒野智・シニアヴァイス プレジデント |
ユーザー企業を取り巻く環境は、サーバーを大量に保有している企業が管理者の不足や情報漏えい、DR(ディザスタリカバリ)に向けた遠隔地でのシステム設置の必要性など、さまざまな問題を抱えている。荒野シニアヴァイスプレジデントは、「このような企業は大口顧客になる可能性が高い」という。また、サーバーを保有している企業でも、管理者の削減などで「潜在顧客として掘り起こせる」としている。とくに、新規顧客として開拓できるのはデータセンター(DC)で、「コスト削減が命題になっている状況だから、省電力化を含めて管理を追求する結果、デジタルKVMを導入する可能性が高い」とアピールしている。
同社は2009年、世界同時不況の影響で、前半は苦戦していた。その打開策として、販社制度のテコ入れを実施。26社の販社のなかから5社を1次代理店に選定するなど、階層化を行ったほか、販社と共同でプロモーションやキャンペーンなどを実施することで需要を掘り起こした。これによって、「アナログKVMをデジタルKVMにリプレースすることができるようになった。昨年の取り組みを生かし、今年をデジタルKVMの“普及元年”と位置づけて拡販を図っていく」方針を示している。(佐相彰彦)
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