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上海OBC、中国でパートナー拡大、中国企業向け販売を強化
2010/05/27 10:13
2004年に上海OBCを設立して以来、現在までに中国のローカルITベンダー3社――物流業界向けソフトウェアで中国トップの博科(上海)、プロジェクト管理でトップを走る新中大、石油や化学業界など大手のシステムを手がけるナスダック上場のPANSOFT――に出資している。いずれのITベンダーも顧客を10万社以上抱え、財務会計ソフトをもっており、上海OBCとは各社の製品を相互販売する体制を築いている。3社には、「パッケージのデータを吐き出すデータコンバータとして、OBCの勘定奉行を導入してもらっている」(徐総経理)という。
徐総経理は「中国現地法人の日系企業への導入だけでなく、約3000万社といわれる中国ローカル企業の市場を拡大するため、地域で活躍し、特定業界に力をもつ中国ローカルのITベンダーのアライアンスを強化する」と語る。今後、中国全土の大都市圏で、それぞれの販売パートナーの獲得を目指す。(谷畑良胤)
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