ニュース

BCN上海セミナー、今後はソフトの正規化が進む、ACCSの魏所長

2010/05/27 10:13

【上海発】中国・上海で開催中のBCN主催セミナーは、JETROの講演に続き、コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の魏鋒上海事務所所長が、中国の知的財産権の保護とコンプライアンス(法令遵守)の実態について話をした。

 魏所長は、「中国の著作権保護に関連する法律は、中国がWTOに加盟した頃から強化された。法律体系は日本以上に複雑で、政府が立法した法律や中国加盟の国際条例に関連する法律など、さまざまある」と、知財に関する法律が整ってきていると説明。そのうえで、「政府主導で、著作権保護の徹底を国営企業から民営企業に拡大するロードマップが描かれており、ソフトウェアの正規版化が進む」と、これからの中国の知財権保護に対する方向性を述べた。(谷畑良胤)

中国内の著作権状況について語るACCSの魏所長
  • 1

関連記事

BCN上海セミナー、対中投資は増加、知財権保護が心配、志村JETRO上海代表

BCN上海セミナー、日系企業とITベンダーらが集い開幕へ

<中国違法ソフト事情>正規版利用率、わずか数%の衝撃 中国の日系企業がはまる“落とし穴”

著作権意識が抜け落ちがちな海外拠点

ACCS上海 本格活動を開始 日系企業のビジネスを支援

外部リンク

コンピュータソフトウェア著作権協会=http://www2.accsjp.or.jp/