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IIJ、外気冷却コンテナユニットによるDCの建設に着手
2010/05/14 10:13
DCは、自社のクラウドサービス「IIJ GIO」のファシリティとして活用。サービス需要に応じて段階的に増設する予定で、最大20モジュール(サーバー5000台規模)となる見込み。今回の投資計画では、まず第I期分として、5モジュール(サーバー1600台規模)を建設し、2011年2月に稼動を開始する予定だ。建設コストは約11億円。来年度以降は、需要に応じファシリティを順次増設し、地域の自治体や電力会社グループとの関係を強化しながら、全国の複数拠点に展開していくことも検討している。
DCの利用で、「IIJ GIO」の現状のファシリティコストを4割削減。従来型DCに比べ、CO2の年間排出量を約4000t削減できると試算している。
IIJは、国内初の外気冷却方式を採用したコンテナユニットによるDCの実用性について、実証実験を実施してきた。現在までに、Partial PUE=1.1以下の実測値が出ている。このため、通年でも目標のPUE=1.2まで電力利用効率を高められると判断し、商用化を決定した。
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