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吉田システム 新規事業開拓で営業再編 食品加工、流通で次の成長の柱を
2010/04/28 10:09
週刊BCN 2010年04月26日vol.1331掲載
自社開発パッケージ拡販へ
岩舘光雄社長 |
景気の影響で、売り上げが落ち込む業種が多いなか、食品関連の業種も影響を受けているが、「他の業種と比べると、落ち込みが小さい。食に関する問題が続出したことにより、安全に対する意識が取り沙汰されているからこそ関心が高い。当社の成長の軸の一つとして推進していきたい」(岩舘社長)という。
同社では、これまで手掛けてきた食品関連のシステム開発をもとに基幹業務システム「アシストBusiness」を開発。まずは水産加工業をターゲットに導入を進め、徐々に他の食品についても拡販を進めていきたい考えだ。
「アシストBusiness」は、食品加工業向けに開発された基幹業務システム。原価管理、製造管理と販売管理でデータ連動することができるほか、ロット管理によるトレーサビリティを実現できるのが強み。ユーザー企業に合わせたカスタマイズを行い、食品加工業のほか、機械加工業にも納入している実績がある。
岩舘社長は「安定している業種を見極めてターゲットに定め、成長の糧としなければ、ローカルのITベンダーは生き残っていけない」と、今回の体制刷新の狙いを語った。(鍋島蓉子)
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