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テクノ・システム・リサーチ 「PC資産管理は不況でも伸びる有望株」
2010/04/01 10:13
週刊BCN 2010年03月29日vol.1327掲載
アナリストが専門調査を実施
――資産管理や運用管理市場の調査レポートは多いが、PC資産に特化した調査は珍しい。藤崎武志 アナリスト |
――購入意欲が高いユーザー企業の従業員規模は。
藤崎 以前は従業員数300~1000人が中心だったが、今は100人未満の中小企業からの需要が旺盛だ。
――中小企業は、SaaSやクラウドなどを、サービスとして利用したいと考えているのか。
藤崎 いや、そうではない。SaaSやクラウドへの関心は、大企業のほうが高い。中小企業では、クラウドやSaaSに対する期待値は低く、依然としてソフトウェアの導入を考えている。
――メーカーの動きはどうか。
藤崎 市場が活況なだけにメーカー数も増加している。2007~08年にかけて新規参入するメーカーが一気に増えた。海外市場では、PC資産管理ツールを開発・販売する企業は3社程度だが、日本では40社は存在する。
――今、活発な動きをしているメーカーはどこか。
藤崎 Skyだ。他社に比べてライセンス料も保守費もかなり安価で、PR費用もかなり投じている。シェアは日立製作所やエムオーテックス、富士通、クオリティにまだ遠く及ばないが、伸び率は高い。市場を活性化させるキープレーヤーになっている。
――PC資産管理ツールの差異化ポイントは何か。
藤崎 正直にいえば、各社ともに機能はほぼ同じで、差異化ポイントは見出しにくい。チャネル戦略やマーケティング施策が勝敗を分ける要素になるだろう。
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