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パルソフトウェアサービス 安価な遠隔監視装置を発売 顧客の課題を製品に生かす
2010/04/01 10:13
週刊BCN 2010年03月29日vol.1327掲載
兼築史季リーダー |
高い工事費用を捻出できない中小企業に対し、安価な製品を提供すべく開発した。商社、販売代理店をパートナーとして、提案を行っているほか、製品に携帯電話網を活用していることから大手キャリアの法人部隊も営業を進めているという。
「BeagleOne-A」「BeagleOne-D」は、現場のセンサー、機器類に接続し、警報や防犯センサーの信号をキャッチすると設備保守の担当者などにeメールを送信する。「BeagleOne-D」ではさらに機能を付加し、「日報、月報管理などの要望に応える」(第二システム開発部の兼築史季リーダー)という。インターネット経由で遠隔の事務所のサーバーに運転データなどを送信。サーバーにインストールする管理アプリケーションはオプションで提供し、各機器から送られてきた運転データを一括管理、常時の監視や遠隔制御ができる。複数拠点に置かれた「BeagleOne-D」の情報も一元的に管理可能。
また、有線ネットワーク接続ができない環境の場合には、無線LAN接続、「FOMAユビキタスモジュールアダプタ」によるFOMAパケット通信を選択できる。価格は2製品ともオープン、FOMA回線の基本使用料は1000円ほど。
同社では、設備業者などにこの製品を拡販し、2011年3月期までに2500~3000台の販売を狙う。(鍋島蓉子)
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