ニュース
マイクロソフト 自治体、医療・教育向け15%伸長 自治体には社会貢献活動を継続
2010/03/04 10:09
週刊BCN 2010年03月01日vol.1323掲載
大井川和彦執行役常務 パブリックセクター担当は医療・教育機関向けビジネスが好調と話す |
パブリックセクター部門を統括する大井川執行役常務は、医療教育機関、自治体向けビジネスの現況について、「医療機関では『Sharepoint』や『SQL Server』が伸びており、教育機関では『スクール・ニューディール構想』で学校のIT予算が増えたことが貢献している。タブレットPCやテレビ会議システムなどが好調」と説明。ともに前年比約15%増で成長している状況を明らかにした。学校のIT予算は、政府の方針で削られる可能性があるが、「たとえそうであっても、伸ばすことは十分可能」と強気の姿勢を示している。
一方で、自治体向けビジネスでは「数ポイントは伸びているが、楽ではない。ITコストのカットの機運は強く、今後も続く」と話し、厳しい見方を示した。ただ、地方自治体のIT利用促進や地域住民のITサービス向上を目的にした自治体向け支援制度「地域活性化協働プログラム」は継続する方針で、2月17日に発表した千葉県に加え、3月に1県、2010年6月までに1県と提携する計画を示した。
同プログラムは、開始2年目。09年には(1)高知県(2)佐賀県(3)鳥取県(4)徳島県の4自治体と提携。高齢者向けIT活用促進や地場ITベンチャーのビジネス支援、教職員のITスキル向上策など合計六つの支援内容を用意して、IT利用を1年間サポートしてきた。今回の3県についても、同様のプログラムを提供することを予定している。(木村剛士)
- 1
関連記事
森田千葉県知事、「ICTで視野がぐ~んと広がる」、ICT支援でマイクロソフトと協働
<BCN REPORT>マイクロソフトの自治体支援 高知、鳥取など4県を1年間サポート
マイクロソフト 「Microsoft Innovation Award 2009」開催 「企業市民活動」として優秀なITベンチャーを表彰