ニュース
IDC Japan、2009年年間のサーバー調査結果、01年以来最悪の結果に
2010/03/01 10:09
IDC Japanの都築裕之・サーバーリサーチマネージャーは、「09年の国内サーバー市場は、景気後退が大きく影響した。08年後半から始まった景気後退で、サーバーへの投資を控える動きが急速に強まった」と説明している。
ベンダー別の出荷金額では、富士通が3年連続で首位を堅持。一方、台数ベースではNECがトップを獲った。富士通はメインフレームとx86サーバーが好調で、メインフレームは多数の大型案件を獲得したことが寄与。x86サーバーは、上位6社で唯一出荷金額がプラスだった。
IDC Japanは、通年結果とともに、09年第4四半期(10ー12月)の実績を発表。金額は、前年同期比12.2%減の1099億円、台数は同4.2%減の14万台。前期まで3期連続の二桁マイナス成長だったが、改善傾向がみられる。都築マネージャーは、「依然として厳しい状況だが、まとまった案件が増えている。徐々にではあるが、ユーザー企業はサーバーへの投資を戻しており、今年後半からは回復基調になる」話している。
- 1
関連記事
IDC Japan、IT投資動向の最新調査レポート、改善傾向は見られず
IDC Japan、国内サーバー市場動向、前年割れ続くも運輸業向けが好調
IDC Japan、国内353社のIT投資計画の調査結果、改善の兆候みられる
IDC Japan、データセンターサービスの市場予測、13年までのCAGRは12.8%