ニュース
日立システム、AWSのクラウドストレージをエリアワンセグ実証実験に採用
2010/02/19 10:08
従来まで同様のシステムでは、映像コンテンツを格納するストレージを、専用ディスク装置として購入またはレンタルし、顧客の設備またはデータセンターなどに設置する必要があった。今回、パブリッククラウドのAWS S3のサービスを用いることで、必要なストレージをネットワークを介して準備することが可能となった。
AWS S3の採用で、初期コスト・運用コストを低減する。加えて、リソースが数分から数十分で利用可能となるため、システム構築・導入のスピード向上が可能。管理画面上でコンテンツの管理が実施できるため、システム管理の運用性や操作性を向上できるほか、複数のストレージをS3上に設定することで性能、信頼性も確保できる。
同社では、今後もAWSの各種サービスと既存のインテグレーション、国内外の周辺技術を組み合わせたクラウドソリューションを順次提供していく考え。なお、今回のプロジェクトを契機に米Amazon.comとソリューションプロバイダプログラムを締結し、渋谷のエリアワンセグの案件を事例(ケーススタディ)として掲載する予定だという。
- 1
関連記事
日立システムとブロケード、高速でのデータ移行を支援するサービス
日立システム、エンドポイントセキュリティサービスをSaaS形式で提供開始