ニュース
森田千葉県知事、「ICTで視野がぐ~んと広がる」、ICT支援でマイクロソフトと協働
2010/02/18 10:08
千葉県は、マイクロソフトがもつIT技術のノウハウを活用し、IT人材育成やシニア向けのICT活用プログラムなどを開始。ICTを活用した地域活性化を目指す。マイクロソフトが都道府県と行う協働プログラムは、2009年に高知、佐賀、鳥取、徳島の各県で実施してきた。2010年に入ってからは千葉県が初となる。
協働プログラムでは、「IT人材育成支援プログラム」として地域IT産業の雇用創出を目指し、クラウドなど最新技術に対応する企業や人材を育成するセミナーを開くほか、「NPO基盤強化プログラム」として地域でIT課題をサポートし講師となる人材(ITリーダー)を育成する講座を実施する。
森田知事が注目したのは、「高齢者向けICT活用推進プログラム」。シニアを対象に、初心者向けPC講座、ICT活用の利便性を周知するイベントなどを開く。森田知事は「最近、やっとメールができるようになった。自分の視野がバ~んと広がった」と、自分と同じようにICT活用で世界を広げてほしいと期待を込めた。このほかで、「セキュリティ啓発プログラム」として、地域住民を対象に安全にインターネットを使う基本的なスキル習得のための研修を行う。
マイクロソフトと千葉県が共同で企画を立案。マイクロソフトが講師・技術者派遣や教材・ソフトウェアの提供などを行い、県が会場の提供や広報活動を担う。実施期間は1年間。県の市原久夫環境生活部長は「今回、マイクロソフトに支援してもらうプログラムは、県行政として欠けていた部分」という。(谷畑良胤)
- 1
関連記事
マイクロソフト 「Microsoft Innovation Award 2009」開催 「企業市民活動」として優秀なITベンチャーを表彰