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内田洋行 拡張現実を事業化へ オフィスや教室で活用
2010/02/04 10:08
週刊BCN 2010年02月01日vol.1319掲載
村浩二センター長 |
写真はCADデータをもとに、正確な家屋の骨組みを机の上に立体的に描写したものと、現実には存在しない赤いシートをあたかも存在しているかのように映し出した例。いずれも現実空間にバーチャルデータを持ち込むARの技術を応用したもので、「ユーザー企業の関心度は高く、すでに事業化の一歩手前まで来ている」(村浩二・次世代ソリューション開発センター長)と、手応えを感じている。これにVRや3Dネットの技術などを融合。オフィスや学校教室の“ユビキタス・プレイス”化を推進する。
空間のユビキタス化は、「環境ロボット」や「環境知能」とも呼ばれる。オフィスなどの“空間”にセンサーやIT機器を組み込み、ARやVR、3Dネットなどの技術を利用しやすくする仕組みだ。オフィスや学校向けの家具販売が伸び悩むなか、環境のインテリジェント化をはじめとする内田洋行ならではの強みを打ち出すことで、新規需要の創出を狙う。(安藤章司)
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