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DTS 年商1000億円“規模を重視” NTTデータのコアパートナーに選定
2010/01/28 10:08
週刊BCN 2010年01月25日vol.1318掲載
赤羽根靖隆社長 |
だが、金融危機の煽りを受けて計画は未達。今期は08年3月期に比べて約100億円ダウンの518億円の売り上げを見込む。この間、エンドユーザーとの直接取引の割合や技術力の増強に注力。ユーザーから直接受注した割合は今年度上期(09年4~9月期)は、08年3月期上期の約40%に比べて10ポイント余り上回る52.7%に拡大させた。
さらに、2009年11月にはNTTデータのコアパートナー第1号に選定された。NTTデータは、技術力のあるビジネスパートナーとより深い関係を築く方針を示しており、山下徹・NTTデータ社長は、「DTSの技術力の高さ」を選定理由に挙げる。DTSは11年3月までにソフト開発の高い成熟度合いを示すCMMIレベル5の達成を目指すなど、技術により磨きをかける。
M&Aを含む資本業務提携では、09年12月にデジタルテクノロジーのSI事業(年商約70億円規模)を譲り受けたり、中国・上海と大連のビジネスパートナー2社に一部出資するなど動きを活発化。中国で約400人規模の開発ボリュームを確保している。新年度(11年3月期)からは再び増収増益基調へと戻し、年商1000億円規模の達成を目指す。(安藤章司)
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