ニュース

富士通とFsol、製薬会社などの臨床試験業務を支援するSaaS型管理システム

2010/01/20 10:08

 富士通(間塚道義会長兼社長)と富士通システムソリューションズ(Fsol、杉本隆治社長)は、1月19日、製薬会社などの臨床試験業務を支援するSaaS型管理システム「tsClinical」(ティーエスクリニカル)の販売を開始した。

 「tsClinical」は、新薬開発の臨床試験で必要となる症例データ(試験結果)管理のSaaS型システム。業務支援(Business Layer)、横断的マネジメント支援(X management Layer)、サービス/データ基盤(Foundation Layer)の3層構造となっている。今回は、第一弾として「Business Layer」と「Foundation Layer」を組み合わせたデータマネジメント業務サービスを提供する。

 ユーザーは、臨床試験ごとに導入していた症例データ管理システムの導入が不要で、臨床試験の早期実施やシステムのコスト削減、運用作業の負担軽減を図ることができる。

 具体的には、帳票出力機能や症例進捗管理機能、ユーザーアカウント追加サービス、XML化したデータのアーカイブサービスなどを揃える。臨床試験の支援業務サービスのベルシステム24は、先行して「tsClinical」を導入している。価格は、1試験で月額15万円から。販売目標は3年間で10億円。

「tsClinical」の概要
  • 1

関連記事

富士通 会長兼社長 間塚道義

富士通 DaaS参入へ 一括アウトソーシング推進

富士通、世界最高水準、ミリ秒処理の株式売買システムを東証に導入・稼動

富士通システムソリューションズ 社長 杉本隆治

【2010年 年頭所感】 富士通システムソリューションズ

外部リンク

富士通=http://jp.fujitsu.com/

富士通システムソリューションズ=http://jp.fujitsu.com/fsol/