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大塚商会、プライベートクラウド開始、中堅・中小ユーザーに狙い
2010/01/19 10:08
顧客と大塚商会を結ぶネットワークは、KDDIの新型ネットワークサービス「Wide Area Virtual Switch(WVS)」を活用する。WVSでは、顧客の情報システムが、仮想的に大塚商会のDC内で運用されている環境に近いセキュリティレベルが保たれる。従来のVPN(仮想プライベートネットワーク)のような特別な通信機材や、煩雑な設定作業は必要ない。顧客企業が複数の支社・支店を持っていても、高いセキュリティレベルを保った仮想的なプライベートネットワークを安価に構築できる。月額料金は1接続あたり1万9800円(税抜き)から。
標準メニューとしてインターネット接続、各種セキュリティサービス、10GBのファイル共有サービスなどを提供。有償オプションサービスとして、大塚商会の電子メールサービス「アルファメール」や、グループウェア「アルファオフィス」などを選択できる。現段階では大塚商会が独自に開発したクラウド/SaaS、ASP方式のサービスメニューが中心だが、「今後は外部の有力サービスとの連携も視野に入れる」(大塚商会の伊藤昇・たよれーるマネージメントサービスセンター長)と、サービスメニューの拡充に意欲を示している。
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