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ネットワンパートナーズ SIerとの協業が進む 中小市場の新規開拓も
2010/01/07 10:08
週刊BCN 2010年01月04日vol.1315掲載
齋藤普吾社長 |
同社は、ネットワングループにおいて間接販売でビジネスを手がけており、ネットワンシステムズなど直販が中心だったネットワングループのなかで戦略的な会社として位置づけられている。設立の狙いは、協業SIerを増やしてネットワングループのユーザー層を広げること。SIerとのパートナーシップにより、大企業向けにネットワンシステムズが大手メーカーなどとの激しい受注合戦でカバーし切れていない業界の掘り起こしや、中堅企業の領域で新規顧客の開拓に位置づけられる市場での事業拡大を図っている。
最近では、「中小企業を顧客対象としたベンダーとも話を進めている」という。09年12月に照明や空調の管理を一元化でき、省エネを念頭に置いたオフィスビル向け製品・サービス「CFMS by BX-office」を発売したことで、「電気工事関連を得意とし、なおかつネットワークインフラの構築が可能なインテグレータとの契約の話が持ち上がっている」という。また、データセンター(DC)事業者がクラウドサービスを提供するためのITシステムやネットワークインフラ構築が可能な点からも、「マネージドサービスなどでDCと戦略的なパートナーシップを組んでいきたい」という考えを示している。
最近では、サーバーなどITシステムの提供に加え、ネットワークインフラも構築できるノウハウが必須となるとの見方が強い。クラウド時代を見据えると、「停止しないネットワーク」が普通になっているからだ。そのため、これまでITシステムを得意としていたベンダーには、ビジネスモデルの再構築が求められている。齋藤社長は、「このようなSIerに対して、裏方としてネットワークインフラ構築をバックアップする」としている。(佐相彰彦)
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