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駅探など3社、「地域の観光振興に貢献する自動音声翻訳技術の実証実験」を開始
2010/01/07 10:08
総務省では、自動音声翻訳精度の向上と、訪日観光分野での同技術活用サービスの早期実用化を図るため『地域の観光振興に貢献する自動音声翻訳技術の実証実験』を、北海道、関東(山梨県)、中部(岐阜県、三重県、石川県)、関西(奈良県、大阪府)、九州(熊本県、長崎県、大分県)の全国5地域で行っている。
中部地域では、駅探、JTB中部、NICTの協同事業体が「中部広域観光圏 多言語観光推進プロジェクト」として採択された。3社は金沢、能登半島(和倉、輪島)、高山、伊勢、鳥羽の各地域の旅館、ホテル、観光施設、飲食店など、合計約110施設に約310台の携帯端末を設置し、外国人観光客とのコミュニケーションツールの有効性について実証する。
携帯端末は、日本語、英語、中国語、韓国語の音声認識翻訳機能のほか、レストランのメニューを端末のカメラで撮影することで文字を認識し、翻訳する写真認識翻訳機能や、目的の観光地までのルート検索、地図表示などができるナビゲーションシステムを実装している。
駅探が音声翻訳に加えて観光情報、ナビゲーションのシステムを統括し、NICTが音声翻訳エンジンを提供した。JTB中部は実験の実施運営を担当する。
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外部リンク
JTB中部=http://www.jtb.co.jp/chubu/
情報通信研究機構=http://www.nict.go.jp/
「中部広域観光圏 多言語観光推進プロジェクト WEBサイト」=http://mastar.jp/speech-translation-monitor/index.html