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東京エレクトロンデバイス 拠点を増設しCN事業を拡大
2009/12/24 21:45
週刊BCN 2009年12月21日vol.1314掲載
半導体事業との連携も
砂川俊昭社長 |
半導体拠点に営業担当者を配置することで効果が現れているのが、事業間の連携。半導体事業の大半が電機関連などメーカーが中心で、「その顧客に対して設計関連のソリューションを提案している」という。製造業は依然として厳しい状況との見方が強いが、「このままIT投資を抑制しているのは限界という声も挙がっている。そういった情報を吸い上げてアプローチをかけている」としている。
今年度下期から製品別の販売組織から顧客別の営業体制に切り替えたことで、間接販売と直接販売を明確にした。現段階では間接販売が主力だが、「インテグレーション案件を獲得していく」と、直接販売を増やす方針を示している。間接販売で確保している販社とのパートナーシップ深耕策については、「販売パートナーのなかには、クラウド・サービスに着手する動きが出ている。こうした新しいサービスを拡充できる製品を調達するなどでバックアップしていく」としている。製品面では、データベースやセキュリティ関連のソフトウェアを中心に拡充する。
同社は、CN関連製品を単にディストリビューションするといったビジネスモデルから脱皮を図ろうとしており、拠点増や半導体事業の顧客に対するインテグレーション提案は、変革の一環。製品調達だけでなく、営業力や技術力の強化で業績不振を打破していく。(佐相彰彦)
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