ニュース
ジェイズ・コミュニケーション 創立15周年でチャネル重視を再確認 メーカー、販社ら250人が参加
2009/12/17 21:45
週刊BCN 2009年12月14日vol.1313掲載
イベントの前半では、「創立15周年記念セミナー」と題し、協業するメーカーや同社担当者から「次の15年に向けての成長戦略」が語られた。基調講演では、週刊BCNの谷畑良胤・編集長が、地方SIerではクラウド・SaaSに対する取り組みがすでに始まっていることを示し、「ネットワーク環境の重要性が高まっている」と語った。
メーカーからは、シスコシステムズの塩月裕朗氏が「Cisco IronPort」で防ぐサイバー犯罪や企業ネットワーク侵害について説明。「Cisco IronPortは、URLフィルタリングでカバーできない領域の攻撃を防ぐ」と、製品特性をアピール。このほか、トラストウェアの森下恭介氏が、業界標準の「PCI DSS」などに準拠した事業継続性を中断させない対策の必要性を説き、ジュニパーネットワークスのマット・コロン・アジアパシフィックバイスプレジデントが、同社のビジョンと技術戦略を語った。
ジェイズ・コミュニケーションからは、丹羽真規氏が「企業などで使う回線速度は太くなっている。その回線を利用しサービスを活用するうえで、ネットワーク・インフラが重要になり、インフラ構築の需要も高まる」と述べ、同行訪問や設計、RFP(提案依頼書)作成支援など、「独立系だからできる支援策を強化する」(同)と、協力を求めた。
同社は、愛須社長ら数人で1995年4月14日に設立された。企業規模は、従業員115人、資本金2億3750万円、昨年度(2008年12月期)の売上高は34億円で、過去最高の業績をあげた。セミナーのあとのパーティーで愛須社長は創立時に触れ「父親が不動産を担保にして銀行から都合した資金を私が借りて、資本金に充当して設立した」と、設立秘話を披露。このあと、ジュニパーネットワークスの細井洋一社長らが祝辞を述べ、15周年を祝った。
- 1