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JFEシステムズ 自社プロダクト伸ばす 食品、国内外で倍増へ
2009/12/10 21:45
週刊BCN 2009年12月07日vol.1312掲載
コストと品質狙う“作戦勝ち”
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岩橋誠社長 |
ポイントは“品質とコスト”にある。製造業を中心に生産能力の余剰感があることから、「生産力を高めるITは売れない」(岩橋社長)と、早々と見切りをつけた。その一方で、コストを削減できるITや、“食の安全性”を担保するシステムの売り込みに注力。国際的には、中国から北米への食品輸出が拡大。両国で食の安全性への関心が急速に高まっており、この分野での「海外進出は十分に可能」と判断した。食品業向けのパッケージをベースとしたSIビジネスを向こう3年で「倍増させる」と、鼻息が荒い。中国では食品加工会社が日本のおよそ10倍の100万社あるといわれ、潜在需要は巨大。卸や物流まで含めたSI案件に仕立てることで、受注の単価アップを狙う。
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