ニュース
日本プルーフポイント トップ交代で新体制スタート
2009/11/26 21:43
週刊BCN 2009年11月23日vol.1310掲載
メールセキュリティでシェア20%獲りへ
日本プルーフポイントは、電子メールセキュリティに特化したセキュリティメーカー。主に(1)スパムやウイルスなど外部からの不正プログラム侵入防止(2)内部からの情報漏えい対策(3)アーカイブ(4)ファイル転送──について4種類の製品をもち、メールセキュリティの総合メーカーを謳う。大半の製品においてアプライアンス、ソフト、SaaS型サービスを用意しており、「ユーザーの要望に沿って柔軟な導入・利用を提案できる」(辻根社長)ことを他社との差異化点としている。2005年に米プルーフポイントの日本法人として設立され、約130社・団体のユーザー企業をもつ。代理店は、野村総合研究所やネットワールド、双日システムなどだ。米プルーフポイントは、世界50か国でビジネス展開するが、全世界の売上高のうち米国市場の比率が高いことから、米国以外の市場でのビジネスを強化している。その一環として、今回日本法人でセキュリティ業界に精通する辻根氏をトップとして迎え、再スタートを切った。
辻根社長は、「ユーザー企業が悩んでいる分野でありながら、具体的なソリューションを導入していなかったり、導入しても運用できていないのがメールの誤送信ソリューション」と分析。「メール誤送信防止ソリューション」としてユーザーに提案しやすくするためにメニュー化した。数多くの競合が存在するメールセキュリティ市場で、「メール誤送信対策」を特徴にすることで他社との差異化を図り、市場を切り開く考えだ。(木村剛士)
- 1