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クライアント仮想化市場は09年1265億円、2013年までのCAGRは27.5%と高成長
2009/11/25 21:43
調査にあたってIDC Japanは、クライアント仮想化ソリューション市場を「PC」「シンクライアント」「携帯情報機器などのクライアントデバイス」「クライアント仮想化ソフト」「サーバー」「関連するシステム構築費用」と定めた。
2009年の市場規模は1265億円で、2013年には3770億円に拡大すると予測。2008年から2013年までの年間平均成長率(CAGR)は27.5%とした。
分野別でみると、クライアント仮想化ソフトは2009年上半期、26万ライセンス出荷され、2013年には124万ライセンスに増加する。2008年から2013年までのCAGRは61.8%と高成長を予測しており、2013年までの法人向けPC稼働台数の36.1%を占めるとしている。
一方、シンクライアント端末の出荷台数は2009年上半期は約6万台で、前年同期比1.8%減と低迷した。ただし2010年後半からは回復基調で、2013年には34万台に増加し、市場は676億円に達するとしている。
IDC Japanの渋谷寛・PC、情報端末&クライアントソリューションシニアマーケットアナリストは、「2009年は国内クライアント仮想化元年となった。2010年はクライアント仮想化がビジネス課題を解決するためのツールとして有効であることを試す重要な年になる」と説明している。
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