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SSJ、販売に徹する新体制へ、開発部門を親会社のキヤノンITSに移管
2009/11/17 21:43
SSJは、製品開発の遅れが原因で、競合他社の追随を許していた。そのため、キヤノンMJが買収した旧アルゴ21の開発力とSSJの開発人員を融合させることで、開発力を強化する。SSJは販売に特化し、マーケティングと営業業務に集中する。
また、キヤノンITSのコンサルティング部隊の一部を近くSSJに送り込む計画も谷本社長は明らかにした。SSJは、パートナーを中心にした同製品の販売事業に徹する。キヤノンMJグループに移行してからも、「グループ内の連携が必ずしも取れていなかった」と谷本社長は話しており、ERPとプリンタを融合した販売がパートナーにもできるようにする。
谷本社長はグループ間の相乗効果で「パートナーに新たな販売方法を提案できる」と話している。このほか、SaaS対応した新製品「SuperStream-NX」の中小企業向け販売では、キヤノンMJの系列販社を経由させることも検討している。SSJとキヤノンMJとの融合策がようやく動き出す。(谷畑良胤)
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