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ノベル、仮想化移行製品の最新版、ツール群との連携で移行の時間を削減
2009/08/31 21:37
「PlateSpin Migrate 8.1」は、物理マシンから仮想マシンにネットワーク経由で移行するツール。移行の最中にファイルが更新されてもファイルの変更された部分だけ再転送する機能を追加した。
具体的には、OSやアプリケーション、ドライバなどでリストを作成して移行テストを実行し、本番移行では差分転送するため、立会い工数を削減できる。そのほか、ネットワーク設定やWindowsのSID変更や所属、Active Directoryドメインの設定などの構成を変更できるオプションも用意した。
価格はサーバー移行単位で2万8980円(1-149サーバー移行ライセンス、1年間プライオリティメンテナンス)、ワークロード単位で4万5486円(同)。UNIXの場合では23万5494円(サーバー移行単位、1年間プライオリティメンテナンス)。1年間で1000社への導入を目指す。パートナーはクニエ、シーイーシー、ソフトバンクBB、デル、ネットワールドなどとなっている。
徳永信二社長は「日本市場でのパートナーを増やしたい。国内では現在25社のパートナーがいるが、既存のパートナーと関係強化と新規パートナーの獲得に動いている」と仮想化移行のためのソリューション販売での協業に力を入れる姿勢を示した。
来年までにパートナーを新たに25社増やして、ハードベンダーやISVとの協業も進める方針。パートナー企業との連携では、技術者教育支援でパートナー企業の技術者レベルの底上げを図る。仮想化移行のコンサルティング部隊も強化し、技術部隊との連携も見据えている。
新製品は、「PlateSpin Workload Management」の製品群を構成する一製品で、同製品群のなかには、ほかにも「同 Recon」、「同 Orchestrate」、「同 Protect」、「同 Forge」がある。
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