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日立システム、「ヒューマンキャピタル研究会」の成果分析レポートを公開
2009/05/29 21:32
「ヒューマンキャピタル研究会」は、企業の人事/労務リーダーが、各企業で適正な人事・労務管理を推進していくことで、人財の価値や企業の価値を高めていくことを目的として、昨年7月に発足した研究会。今回公開する「総括レポート~企業価値向上に向けた人事/労務リーダーの取り組み~」は、3月17日に開催した「第6回ヒューマンキャピタル研究会:不況下で企業の活力を維持する人事政策とは」において、「不況下における人事コストの適正化」について議論した結果として、「不況下こそ景気回復後の人財配置計画を考えておくことが重要」との意見や、「福利厚生の見直しやワークシェアリングへの積極的な取組みが必要」などの意見を掲載している。
また、全6回の議論を重ねた結果、企業価値を向上させるために、人事/労務の観点から必要と考えられる重要成功要因として、(1)コンプライアンスの遵守、(2)はたらきやすい環境づくり、(3)高いパフォーマンスが発揮できる組織づくり、(4)人事コストの適正化--の4つをあげ、これらの成功要因とその相互の影響について分析している。
さらに、研究会で共有した個々の人事施策と、4つの重要成功要因との関係をモデル化し、分析した結果、「長時間労働の削減」「マネジメント強化」「柔軟な就業制度」が、企業価値向上に寄与する最も中心的な人事施策であること、また、この3つの施策のいずれにおいても、正確な労働時間の管理がベースとなることを明らかにしている。
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外部リンク
日立システムアンドサービス=http://www.hitachi-system.co.jp/