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GBS クラウドを本格拡大 SIや研修サービスを柱に
2009/04/27 21:30
週刊BCN 2009年04月27日vol.1282掲載
クラウド型システムは、顧客が抱えるデータをクラウド側で管理するのが基本。このためユーザー企業のIT統制ポリシーと一部で合致しないケースも想定され、「顧客の既存のシステムといかに連携し、整合性を保つかが成功へのカギになる」(西川浩平・エマージング・ビジネス事業部システムズアーキテクト)と捉える。GBSでは、たとえばデータを顧客自身とクラウドサービスベンダーの両方で保持する仕組みや、シングルサインオンを活用したユーザーアクセス管理などのSIに力を入れることで売り上げ伸長を図る。
同社では研修サービスも事業の柱としており、クラウドサービスを新規で導入したユーザー企業向けに使い方などの講習も積極的に行う。とりわけGoogle Appsは、企業で本格的に使われ始めてからまだ日が浅いこともあり、操作に不慣れなユーザーが多いことが予想される。Google Appsを販売する大手SIerのなかには、研修サービスが手薄なケースも見られ、この分野で他のSIerとの協業を視野に入れる。また、SalesforceをとGoogle Appsの機能連携や、中小企業向けにGoogle Appsのカレンダーや表計算の機能を組み合わせ、簡単なグループウェアや営業支援システムを構築。ターゲットユーザーの「すそ野を広げる役割も期待できる」と捉えて、ビジネス拡大の有力ツールとしていく方針だ。(安藤章司)
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