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ニッセイコム、統合DB特徴のSMB向けERP、パッケージに加えSaaS型でも提供
2009/04/07 21:30
ニッセイコムは、自社開発業務パッケージ「NCくんシリーズ」を94年に発売し、約2200システムを販売した実績がある。今回の新タイトル「GrowOne Cube」は、「NCくんシリーズ」でのシステム構築など、ニッセイコムが持つERPの技術およびノウハウと、統合データベースを組み合わせた。
各種マスタや業務データを単一の統合データベースで共有することで、共通の検索キーですべての業務データを検索、集計および統合できる。また、「GrowOne フレームワーク」の採用で、カスタマイズ効率を大幅に向上させた。ユーザー企業の要望に沿った最適な画面や帳票作成などの各処理テンプレートを組み合わせて開発することで、開発工数と期間を削減できるという。
セキュリティ対策では、セキュリティポリシーに基づくログインやアクセス、操作権限設定が可能。部門や権限階層別に各伝票の審査・承認を行う承認フロー機能、監査証跡を検証できるアクセスログ機能とモニタリング機能も標準で備えた。
モジュール構成は、「人事」「給与」「会計」「販売」の4種類。モジュールごとに導入も可能なほか、自社でシステムを構築・運用せずに、SaaS型サービスとしての利用も可能にした。価格はパッケージの場合で1モジュール150万円から。発売日は、「販売」「会計」が5月上旬、「人事」「給与」が7月上旬。中堅・中小企業(SMB)をターゲットに拡販し、発売後1年間で1000システムの販売を計画している。
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