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住商情報システム 社内FA制度を開始 社員にキャリア選択の道開く
2009/03/02 21:28
週刊BCN 2009年03月02日vol.1274掲載
社内FA制度は今年1月に新設して募集したが、2月中旬時点で数人が手を挙げているという。
公募制、FA制度ともに、部署の枠にとらわれず、個人が自主的に応募できるもので、所属部署の上長に拒否権が発生しないのが特徴。FA制度の利用者が自分の人材情報を公開したい部署にのみ、情報を流すことが可能だ。情報を公開した部署で、引き合いがあればマッチングを行い、異動の可否が決定する仕組みになっている。
「公募制にしろ、FA制度にしろ、各部署が欲しいスキルのスペックなどが決まっているため、望みの部署に異動できるかどうかは制限されている部分もある」(中谷光一郎・執行役員 総務人事グループ長 人事部長)という。
また、課長、部長クラスを対象としたマネジャー研修も併せて行うことで、「部署の長はどうしても優秀な人材を抱え込もうとする傾向がある。数字を挙げることだけが仕事と考えがちな意識から、上長の一番の大きな仕事は部下の力を引き出して生かすための『人材育成』であるという考え方にシフトさせたい」(中谷執行役員)としている。
FA制度は今年開始したばかりの制度であるため、社員にこの制度の認知向上を図っていきたいとしている。(鍋島蓉子)
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