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日本システムウエア、クレジット基幹業務システムのSaaS型サービス
2009/02/05 21:26
「YCS」は、西日本を中心とした大手小売業者であるイズミ(山西泰明代表取締役)のグループ会社ゆめカード(武井明比古代表取締役)が自社開発し、運用しているクレジット基幹業務システム。ショッピング、キャッシング、個品割賦、証書貸付、オートローン、集金代行、国際ブランド提携カード発行などに関わるクレジット基幹業務全般に対応しており、イズミが運営する大型ショッピングセンター「ゆめタウン」などで長年の実績をもつ。
NSWは、データセンターでのアウトソーシング事業において長年の経験とノウハウをもっており、06年11月からは業務システム開発を開始し、「YCS」を中心とするシステムの導入、移行、カスタマイズ開発、環境構築、保守、運用支援を行っている。今回のSaaS型サービスは、「YCS」と同社のアウトソーシング事業を融合したシステムとなる。
「YCS」のSaaS型サービスによって、短期間でクレジット基幹業務の稼働が可能となり、従来の自社開発に比べて、構築期間を半分以下に短縮できるという。また、システム構築と運用にかかるコストについても、従来の約3分の2に削減できるとしている。さらに、一般的なASP型システム利用とは異なり、各社のニーズに応じたカスタマイズが可能となっている。サービスの運用は、NSWのデータセンター(免震構造)で行うため、自社で保守要員を確保することなく、万全の個人情報保護・情報セキュリティ対策を実現する。
価格は、初期費用が4000万円から、月額費用が350万円から。同社では、国内のクレジットカード事業者や、新たに自社クレジットカードの発行を予定している流通小売を中心とした事業者をターゲットに、今後5年間で30社への導入を目指す。
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