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MOTEX 「LanScope Cat」新版リリース 内部統制監査報告の支援オプション
2009/01/05 21:24
週刊BCN 2009年01月05日vol.1266掲載
リモートコントロール機能は、管理者が企業・団体内にある各PCをネットワーク経由でリモート操作できるオプションツール。管理者のPC管理の手間軽減に貢献する。「トラブル発生やメンテナンスが必要な際に、『LanScope Cat 6』で収集したログを参照しながら対処できる点が他の類似ツールにはない優位点」(小杉亘・プロダクツ部部長)。価格は1サーバーライセンスで60万円から、ASPライセンスの場合は1ライセンス11万9000円から。
一方、「アプリケーションID管理」機能強化では、新たに「ID監査レポート」機能を追加した。アプリケーションID管理は、社員・職員に付与したIDが、それぞれの操作ポリシーに適して運営されているかを把握できる機能。管理者は操作が許可されていないアプリへのログイン回数やその時間などを読み取ることができる。
追加した「ID監査レポート」はそれらの情報を分かりやすくレポート化する。「日本版SOX法」への対応を意識して加えた機能で、「同法で求められる内部統制監査報告書を提出する際、ITに詳しくない監査法人にも容易に説明できるようにし、またある特定操作の監査を見たいと言われた時も瞬時にその情報を引き出すことができる」(小杉部長)。リモートコントロール機能同様のオプションツールで、価格は1クライアント5300円から。
また、新版から新たに対応DBに日本オラクルの「Oracle Database」を追加した。従来はマイクロソフトの「Microsoft SQL Server」だけだったが、新版からは各DBへの対応タイトルを併売する。小杉部長は、「日本オラクルはDB市場で大きなシェアを持つ。それだけに、過去の案件では、SIerからのオラクルへの対応を希望する声が多かった」と説明。さらには、「単純にそれぞれのDB上で動作可能にするだけでなく、各々のDBが持つ機能を生かして、追加する機能をそれぞれ変えていきたい」と今後の方針を語っている。
「LanScope Cat」は、社員・職員が使う各PCのアプリ操作やID管理、不正PC検知、デバイス制御など複数機能を持つ総合ネットワークセキュリティツール。2008年11月末時点で4545社、356万クライアントに導入した実績を持つ同分野のNo.1ソフトだ。
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