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福井コンピュータ グローバル展開を視野に 専用CADの強み生かす
2008/09/22 21:08
週刊BCN 2008年09月22日vol.1252掲載
ビル系CADは、外資系の汎用CADメーカーが強い市場である。しかし同社では、ビル設計の業務フローや建築基準法に沿った設計支援など、専用CADならではの強みを生かすことで、「シェア拡大は可能」(金牧哲夫常務)とみる。木造系の住宅専用CADの国内市場は年間80-90億円あるが、ビル系CADは約70億円と木造系の住宅専用CADほど大きくはない。作業効率がよく付加価値の高い専用CADを投入することで、ビル系CAD市場においてより多くの需要喚起が可能になると予測する。
こうした専用CADを切り口とした戦略やビジネスモデルは、国内だけでなく海外の主要市場でも展開が可能。まずは国内で成功モデルを築いたうえで、グローバルに向けた進出に意欲を示す。海外進出する国産ソフト開発ベンダーが限られるなかで、成功事例となることが期待される。
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